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柳都の華 [イベント]

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西堀通りのギャラりー「蔵織」へ行ってきました。
「柳都の華」という展示を見るのが目的です。
今回の展示では、新潟芸妓の錦絵や花街の写真などの盛期の新潟の花街を偲ぶことができるコレクションが見られます。
西堀通りは今でこそ通り全面が舗装された道路となっていますが、かつては堀と柳がある通りでした。
「蔵織」はその西堀通りに立地しています。

写真は西堀通りの案内板、大正期の通りの写真です。

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「蔵織」の外観です。
民家を利用したギャラリーとなっていますが、只の民家ではありません。
明治期、「容顔極めて美しく色は白雪を欺き、梨花一枝春雨を帯る風姿あり」と讃えられた名妓庄内屋しんが晩年を過ごした建物なのです。
それだけでも一見の価値があると思います。
今回の展示も場所を得た内容ではないかと思いました。

現在建物の前は車が行き交う道路となっていますが、先ほどの写真をもとに、堀と柳並木の向こうにたたずむ建物をイメージしてみてください。

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内部は当時の間取りを残した造りとなっており、小さな坪庭もあります。
廊下の奥は蔵となっており、蔵の中に今回の展示があります。


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蔵の中の展示スペースです。
今回の展示は、花街研究家藤村誠氏の「新潟の花街・古町芸妓物語」出版を記念して企画されたものです。
本の中で図版として紹介されている錦絵や写真の実物が見られます。
1月末までやっているようです。
「新潟の花街・古町芸妓物語」を一読してから見に行かれると、展示物の一つ一つに興味がそそられると思います。

朱鷺新書004「新潟の花街」 著者:藤村誠 出版社:新潟日報事業社




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