日本最古の酒 [新潟のお酒]
昨日までは小雨がぱらつく天気でしたが、今日は快晴で散歩日和です。
上古町に『越後KOME&SAKE交流館ナジーラ』という店が出来たそうで、早速出かけて見ました。
県内蔵元のお酒が並ぶ店内です。
酒好きにはたまりませんね。
ところで、新潟県関川村の米沢街道沿いに、江戸期、回船業や酒造業で栄えた渡辺家という大地主があります。
ここの住宅は天明8年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
ここの土蔵から、「宝暦6年(1756)甘露酒七合詰」と記載のある壷が発見されました。
1998年、国税庁醸造研究所で壷が開封され、官能評価と成分分析が行われています。
その研究結果は、『243年貯蔵酒の性状と成分について』という名の論文として日本醸造協会94巻9号に発表されました。
官能評価って、どうするんだろうか。
飲んでみたのか?と気になりますが。
再現してみようという人が居たのですね。
この古酒発見をきっかけとして、新潟市の蔵元上原酒造が、江戸時代宝暦期の醸造法による酒の復元に取り掛かり、古文書などを調べ、数年間に亘る試験醸造を重ねて作ったお酒がこれです。
「鶴亀諸白」というお酒です。
「これは飲んで見ないわけにいかない」
という訳で、このお酒を買い求めました。
ラベルには江戸時代宝暦年間、250年前の幻の清酒、日本最古の酒と記載があります。
グラスに注ぐと微かに色がついています。
濃そうな感じです。
飲んでみます。
甘い。
日本酒度-50とあります。
カクテルなみの甘さです。
酸味もあり、濁り酒のような味です。
清酒なのですが。
最近の淡麗なお酒とは対極にある酒です。
これはこれで旨いと思います。
しかし、つまみに合わせるのは難しい。
(カクテルにつまみが合わないように・・・)
ロックにして飲みました。
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