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白根大凧合戦(その3) [新潟市内散策]

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大凧よりは小振りながら、六角形の凧も空に舞います。
巻凧と呼ぶのだそうです。
これでも、畳6帖分の大きさです。

学生時代の下宿の間取りを思い出します。
4畳半を我が砦と思い過ごしましたが、吹けば飛ぶような広さだったのですね。

凧合戦の歴史に触れなければいけませんでしたね。

 

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中ノ口川に架かる「凧見橋」から下流を眺める景色です。
川の右手が白根側、左手が味方側です。(注:味方と書いて「アジカタ」と読みます)
土手に巻かれた大凧が待機中です。


大凧合戦の始まりについて触れます。

ことの起こりは、江戸時代のことです。
白根町民が河川の堤防改修工事完成を祝って新発田藩主から送られた凧を揚げたところ、対岸の味方村に落下して、家屋や田畑を荒らしました。
怒った味方側が対抗して凧を上げ、白根側にたたきつけたそうです。
これが凧合戦の始まりだそうです。

かつては、右岸は白根市、左岸は味方村でしたが、今は平成の市町村合併で全部新潟市です。
現在は、東軍を白根側、西軍を西白根と呼び、対立感が希薄となっているように感じます。
白根町vs味方村に較べ、多少緊迫感に欠けます。

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午後1時、合戦開始と言うので、川に係留された船上に陣取り待機しました。

ところが、風がなく、なかなか大凧が揚がりません。
盛んに、小型の巻凧が上がります。

会場のアナウンスも繰り返します。
「三百十余年の伝統をもってしても、風向きによっては云々・・・」
・・・・・でも、風の恵みはありません。
まあ、自然には逆らえませんね。


日陰のない船上桟敷で待つ事、1時間・・・、そして2時間。
そろそろ、伝統など糞食らえという気持ちになりつつあります。

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でも、カメラなど構え、ジリジリしているのはよそ者のようです。
皆さん、車座になり、おにぎり、唐揚げなぞ頬張りながら、ビールで宴会風景です。
船上の桟敷には、禁酒の大きな字の掲示があると言うのにですよ。

白根大凧合戦(その4)に続く。


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