越の司 [新潟のお酒]
図書館へ本の返却のついでに沼垂まで足を延ばしました。
沼垂白山神社に先ずは参拝です。
境内はもうすでに色づき初めています。
沼垂は発酵食品の街と言われます。
味噌、醤油、納豆、そして酒ですね。
すべてそろっています。
神社の近くに蔵元があるというので探しました。
ありました、見つけました。
今代司酒造といいます。
木造瓦葺押縁下見板張りの堂々たる建物です。
建物の前が駐車場になっており一角がお店になっています。
さっそく中に入って試飲させていただきました。
純米酒、吟醸酒、大吟醸、生酒と5・6杯頂きました。
蔵の見学も出来るというので案内していただきました。
内部です。
明治蔵、大正蔵、昭和蔵と名づけられた蔵があり、製造工程別に分けて使用されています。
一番古い明治蔵は明治30年の建築だそうです。
昔は蔵元の前に栗の木川という川が流れていて、その水運を利用して酒造米を運び込んだものと説明を受けました。
同様の蔵元が何軒か並んでいたそうですが現在は廃業してしまっています。
川沿いに何軒もの酒蔵が並ぶ壮観な姿をつい想像してしまいます。
今は、川も埋め立てられて車の行き交うバイパスになってしまいました。
仕込みと発酵を行うサーマルタンクです。
昭和蔵の中にいくつも並んでいます。
しかし今は空のタンクがほとんどです。
来月になると、ここで新酒の仕込みが始まるそうです。
家から歩いて行けるところに試飲ができて、見学もさせてくれる造り酒屋があるなんて、さすが新潟と感動してしまいます。
ということで、試飲した中から口あたりの良く気に入った吟醸酒を一本買いました。
今日はこれと、黒崎の茶豆、岩船のタコの味噌漬け、村上の塩引き鮭で一杯です。
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