真清田神社(ますみだじんじゃ) [新潟県外への旅]
愛知県一宮市にある真清田神社の楼門です。
一宮市は戦災にあっていますので、この楼門は昭和36年の再建ですが、秋の青空を背景に堂々たる構えです。
真清田神社は尾張一宮とされる神社です。
この神社を中心に発展した都市が現在の一宮市になります。
真清田神社の境内を散策してみました。
一宮市は戦災にあっていますので、この楼門は昭和36年の再建ですが、秋の青空を背景に堂々たる構えです。
真清田神社は尾張一宮とされる神社です。
この神社を中心に発展した都市が現在の一宮市になります。
真清田神社の境内を散策してみました。
祭神は、天火明命(あめのほあかりのみこと)です。
天照大神の孫であり、そして5月9日の記事で紹介しました新潟の弥彦神社の祭神、天香山命(あめのかぐやまのみこと)の父親になります。
天香山命は、尾張の開拓を行ったことで尾張氏の開祖とされていますが、何故、越後一宮の祭神に納まっているのかは謎ですね。
なかなか、立派な社殿です。
戦災の所為で、本殿も昭和32年の再建の建物ながら、本殿と渡殿は国指定文化財に指定されています。
本殿は三間流社造、周りに縁を配し、屋根は三斗組、二軒繋垂木、妻飾りは二重虹梁。
渡殿は化粧屋根裏となっています。
檜材を使用した荘厳な造りです。
建築学的には感心するほど見事な造りでした。
面白かったのは、境内に並ぶ店舗でした。
浅草寺の仲見世は有名ですが、あれは観光地の土産物屋に特化してしまっていますね。
素朴な店が並ぶさまは、中世の寺社の屋地と道路の境界に発生した「巷所」(こうしょ)を想像させます。
店舗は楼門に続く築地沿いに、また参道沿いに並んでいます。
中世、これら巷所の地子(ぢし・地代)は地主である寺社の収入源となり、また市(いち)の形成を促した土地の利用形態でした。
境内の店舗です。
蔀戸を思わせる造りは一気に中世へ時間移動をした気分になります。
中世遺跡に迷い込んだような気分を味わいました。
2010-11-19 21:24
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