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徳川園 [新潟県外への旅]

DSCF5960.jpg徳川園まで散策をしました。
名古屋城の東に2代藩主光友が隠居所として造営した大曽根屋敷の跡です。
現在は敷地内に庭園、徳川美術館、蓬左文庫があります。
黒門には正月飾りがしてありました。







DSCF5975.jpg日本庭園の景観です。
龍泉湖と名づけられた池を中心とした池泉回遊式庭園です。
冬の青空が水面に映えています。

光友の大曽根屋敷は、その後、尾張藩家老職の成瀬、石河、渡辺家に譲られましたが、明治になって尾張徳川家の邸宅として使用されていました。
この日本庭園は2001年から再整備されて2004年に開園公開されました。






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この時期、雪囲いの中に冬牡丹が咲いています。
1000株の牡丹があり、4月ころが見ごろだそうです。












DSCF5971.jpg
園内の龍門の滝です。
この滝の石組みは、新宿区戸山町にあった尾張藩下屋敷の庭園にあったものです。
近年、早稲田大学の構内で発掘されたものを譲り受けてここに復元したそうです。
その石組みの石の総数360個、重量250トン。

尾張藩の江戸下屋敷の庭園は、やはり光友時代に造営されたものです。
東海道を模した大庭園で知られ、酒屋、薬屋、本屋などが並ぶ虚構の町を持つ庭園でした。
現在戸山二丁目にある新宿区の最高峰?箱根山は、この庭園の遺構です。
もちろん庭園のために造られた人造の山です。
東海道を写してつくる以上、箱根山も是非とも造らざるを得なかったようです。

尾張藩の下屋敷については、「尾張藩江戸下屋敷の謎」(小寺武久著、中公新書953)という本があります。
興味があればどうぞ。

 

尾張藩江戸下屋敷の謎―虚構の町をもつ大名庭園 (中公新書)

  • 作者: 小寺 武久
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1989/12
  • メディア: 新書


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