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春日山城(上越への旅) [新潟県内の旅]

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新潟県は北から南まで、およそ250kmもある長大な県です。
ですから、普段、上越を訪れる機会がなかなかありません。
しかし上越は古代から中世、近世初頭までは越後の中心地であった地域です。
それで、意を決して、直江津・高田への旅を試みました。

新潟から金沢行き特急北越に乗り、直江津で下車、駅前からバスに乗り、春日山城へ向かいます。
バスは途中、五智国分寺の前を経由します。
国分寺の存在や、直江津に残る国府の地名により、越後統治の中心であったことを知ることができます。
戦国期の上杉謙信の居城がここにあったことも納得できます。

写真は春日山城の外郭を成す監物掘です。
土塁の上に柵が復元され、「毘」の旗がなびく様は戦国期の城塞を彷彿とさせます。
これからの春日山城散策への期待が高まります。

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監物掘をスタート地点として林泉寺を経由して春日山神社を目指すコースで散策をしました。
15分程歩いて、杉並木が生い茂る参道を過ぎると、やがて山間に林泉寺の惣門が現れます。
この惣門は春日山城の搦手門を移築したものと伝えられています。

謙信は7歳から14歳の間、この林泉寺で禅の修行と文武の道を学んだそうです。
戦国期の武将としては、「義」だの何だのと妙に理屈っぽいのはこの所為かとも思います。

両側と背後を山に囲まれて、惣門、山門、鐘楼、本堂と並ぶ境内は落ち着いた雰囲気の好ましい空間でした。
墓所には謙信の供養塔があります。

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林泉寺を過ぎると道は徐々に登り坂になります。
しかも傾斜が結構きつい坂です。
そして坂を上り、春日山神社への上り口には、とどめを刺すように、長い階段がありました。
しばし、階段下で一息入れます。

春日山神社は明治34年に高田藩士小川澄晴によって上杉謙信を祭神として創建された神社です。
神社のある場所は、謙信の生誕地とされています。

では、階段を上ります。

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階段を登り切ったところで、いきなり戦国絵巻の世界に突入していましました。

・・・と思ったら、「上杉おもてなし武将隊」という者達でした。
午前と午後に春日山神社境内でパフォーマンスをやっているのだそうです。
パフォーマンスの合間の休息時間中だった為か、ちゃらちゃらしておよそ緊迫感に欠ける武将達でした。

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春日山神社から直江津方面を眺めた景色です。
直江津の市街地の先には日本海が望めます。
春日山城が要衝の地にあることが実感できます。

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上杉謙信の銅像です。
まだ本丸までは登り坂が続きますが、謙信像も拝んだことですし、お昼も近くなったのでとっとと坂道を下りました。
「腹がへっては戦はできぬ」という言葉を実感しながら・・・。

というわけで、本丸まで攻め上ることはできませんでした。



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