笹川ながれ [新潟県内の旅]
村上から足を延ばして、笹川ながれに行ってきました。
村上から羽越線の普通列車に乗って、しばらくすると左手に日本海が広がります。
海を眺めながら走り、桑川という駅で下車です。
駅の眼前はもう海です。
笹川ながれは、日本海の波に侵食された花崗岩の絶壁や奇岩が連続する海岸で、国の天然記念物に指定されています。
ブルーノ・タウトは羽越線の車窓からの景観を日記に次のように残しています。
「海中に突入している岩の上には、樹が生えていた。
峡谷、洞窟、入り江の連続だ。
眼前を去来する風光の変化は言語を絶する。」
海の水は澄んで、綺麗で、海の底が透けて見える。
気分がいいですね。
気持ちが良くなる眺めではありますが、海沿いの道路は観光客の車が数珠繋ぎで、落ち着いて風景を鑑賞する気も失せてしまいます。
早々に、次の列車に乗りました。
ブルーノ・タウト:ドイツの建築家、ナチス政権下にあって「ボルシェビキ主義者」の烙印を押され、1933年にスイスを経て日本に亡命した。日光東照宮や桂離宮を見て日本の美の再発見をし、紹介した。著書は「日本美の再発見」(岩波新書)ほか多数あり。1936年トルコに移り、その地で亡くなった。
2010-05-08 09:41
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