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再び小澤家住宅を訪ねて(その1) [新潟市内散策]

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昨年6月に下町散策で訪れた時は、修復整備中で見ることができませんでした。
整備工事が終わり、先週から公開されていると聞きましたので、再び小澤家を訪問しました。

湊町新潟で回船問屋など手広く行い、新潟三大財閥の斉藤家などに次ぐ豪商と言われた小澤商店の住宅です。
その建物が新潟市に寄贈され保存公開されているのです。

入口には青地に、〇に小の字を染め抜いた暖簾が、翻っています。

柱の先まで腕木を延ばし、桁を長くして、軒先深く造る構造を「せがい造り」と云い、新潟の町屋建築の特徴の一つです。
軒先を丈夫にして積雪に耐える構造だそうです。
道路に庇を出し、その上に二階部分を張り出して造ることを「張り出し二階」といい、これも新潟の町屋建築の特徴です。

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道路に面した店舗部分から奥へ一直線に座敷が並びます。

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座敷に沿って、「通り土間」が奥に抜けるのは京都あたりの町屋建築と変わらない構造ですね。
違うのは、仏間などの格の高い座敷が店舗部分のすぐ後ろに来るところです。


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通り土間から覗いた仏間です。
小澤家の宗旨は真宗のようです。
立派な仏壇がありました。

欄間に何気なく飾られた書は梁川星巌の書のようです。
さすが豪商というところでしょうか。

新潟も今日で梅雨明け、暑い一日でした。
続きは明日にしたいと思います。

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