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会津・喜多方紀行6(会津みやげ) [新潟県外への旅]

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「首振り招福卯」と言います。
西会津の郷土玩具です。
表情のかわいらしさにひかれて、買ってしまいました。
兎は今年の干支です。
もう一年も終わりですが、この兎が今年の年賀切手のデザインに使われていました。
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これです。
左の兎です。
右の兎より可愛いでしょ。

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そして、「あかべこ」です。
「あかべこ」も会津の郷土玩具です。
昔、徳一大師が、福満虚空蔵尊の本堂を建てる際に、大量の木材の運搬に難儀をしていたところ、赤毛の牛が現れて運搬を手伝った、この赤毛の牛はその後、お堂の守り神とされたという言い伝えに由来します。

徳一は、平安時代の僧です。
会津の慧日寺に住し、京の最澄や空海と論争を重ねた僧として知られています。
司馬遼太郎の「街道をゆく・白河・会津のみち」に次のように紹介されています。
「その上、徳一が尋常な学僧ではなかった。
”会津徳一”などどよばれて、平安初期の仏教界で畏れられる存在だった。
さらには、日本史上、最大の論争家でもあった。」

「あかべこ」の由来が徳一につながっているとは思ってもみませんでした。

街道をゆく〈33〉奥州白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文芸文庫)

街道をゆく〈33〉奥州白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文芸文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞
  • 発売日: 1994/02
  • メディア: 文庫
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会津塗の片口とぐい飲みを買いました。
喜多方、会津であちらこちらの漆器屋さんを覗いてみましたが、手に持った時の感触がしっくりする物がなく、
旅行最終日に、七日町通りの白木屋漆器店で納得できるものを見つけました。
それが、写真の片口とぐい飲みです。
つやを抑えた塗りを「溜」というそうですが、落ち着いた雰囲気が気に入っています。

会津の漆器は、蒲生氏郷が入封したさい、近江から漆器職人を連れてきて、生産を奨励したことに始まると言いますから歴史があります。
その歴史の重みを感じながら一杯やりたいところですが、まだ眺めるだけです。


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