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会津・喜多方紀行7(SLばんえつ物語号) [新潟県外への旅]

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会津若松駅のプラットホームに入線したC57蒸気機関車です。
新潟・会津若松間を「SLばんえつ物語号」が一日一往復しています。
土日を中心に運行されていましたが、今年7月の新潟福島集中豪雨により線路が損害を被り運休中でありました。
最近、運行再開されたので、今回の会津喜多方の旅となりました。
帰途は、この列車での旅になります。

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C57は昭和12年から昭和22年までに210両が製造された旅客用蒸気機関車です。
貴婦人の愛称で親しまれたそうです。
ホームにはバックで入ってきました。
後進する機関車の後方確認をする運転士も、貴婦人の運転士にふさわしく凛々しい顔をしています。

それにしても、運転室に一度入ってみたいものです。

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15時25分会津若松を発車した列車は、約3時間半かけて、19時に新潟駅の着きます。
新潟・会津若松間を快速電車は2時間で結んでいますから、ずいぶんとのんびりした旅になります。
野沢駅に到着する頃には、徐々に夕闇に包まれ始めます。
この駅で10分間停車。
車外に出て、煙草を一服する余裕もありました。

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津川駅では給水のため20分間の停車をしました。
時間を利用して撮影のため先頭の機関車へ向かってホームを走ります。
外はすっかり夜の風景です。
夜の蒸気機関車の姿に旅情が深まります。

眺めていると、運転室から手招きするではありませんか。
運転室を見せてくれるようです。

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遠慮なく、御邪魔しました。
たくさんのバルブやコック、計器が並ぶ様は、機械装置という雰囲気で一杯です。
これと比べると、今の電車の運転席のなんとそっけないことかと思ってしまいます。
写真下の穴の開いた円形の蓋が石炭の焚口です。

蒸気機関車の運転室に入ることができて感激です。
これで、普通運賃プラス指定料金510円は、絶対にお得ですね。

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機関車に連結された炭水車の石炭取り出し口です。
ここからスコップで石炭をすくい、先ほどの焚口に放り込むのです。
炭水車は、下部が水タンクとなっており、上部が石炭のストックスペースとなっています。
この路線では石炭7トンと水20トンを消費すると聞き、給水のための停車が必要になることも納得しました。


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新潟駅のホームに到着したC57です。
このあと電気機関車に引かれて新津の車輛基地に行くそうです。
煙を吐いて、レールを介して伝わる振動も蒸気機関独特のリズムで、山間の勾配のある路線を走ってきた列車です。
お疲れ様と言いたい気分になりました。

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