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名古屋散策(白林禅寺) [新潟県外への旅]

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1月3日名古屋の町を散策します。
大須から栄を歩きました。
大須観音は元日と変わらず初詣の長蛇の列が続いていました。
写真は万松寺前の賑わいです。
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万松寺通りの人波です。
この後、大津通りを栄方面に向かいましたが、車道は自動車が数珠繋ぎ状態の渋滞、歩道も人の群れで、歩行も困難な状態でした。
人を避けて、大津通りから一本裏道へ入りました。

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そこに閑静な雰囲気のお寺がありましたので、おもわず境内へ入ってみました。
臨済宗白林寺というお寺です。
案内版を見ますと、尾張柳生家の菩提寺と記載されていました。

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尾張柳生家にふさわしい端正なたたずまいの本堂です。
剣道の道場と言ってもおかしくないような気がします。

柳生家は江戸柳生家と尾張柳生家があります。
将軍家指南役の江戸柳生が本家と思われがちですが、柳生新陰流の本流は尾張柳生家になります。

柳生新陰流の本家の思いが強い尾張柳生家と将軍家指南役として華々しい江戸柳生家の確執についてはいろいろな挿話があります。
そのひとつは家光の時代の御前試合でしょう。
柳生家当主同士の試合が行なわれています。
結果は尾張柳生の連也斎厳包が江戸柳生宗冬の拳を砕き勝負を制しました。

「宗冬にとってはいたたまれない数日間だった。そして挙句のはてに、『尾張の柳生と試合せよ』という命令が下ったのである。」
童門冬二の「江戸柳生と尾張柳生」の一節です。


注:白林寺は徳川義直が家老成瀬正成の菩提を弔うため創建された寺です。
建物は昭和20年の空襲で焼失しましたがその後再建されたものです。

江戸柳生と尾張柳生 (中公文庫)

江戸柳生と尾張柳生 (中公文庫)

  • 作者: 童門 冬二
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 文庫





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