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和菓子の旅1・芳光(名古屋市東区) [お菓子]

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名古屋市東区の徳川園の近くにある和菓子所「芳光」は、わらび餅で有名です。
姉宅訪問の手土産にここのわらび餅と生菓子を買いました。

芳光は昭和39年の創業という新しい和菓子屋さんですが、京都の塩芳軒で修行をされたそうで、
名古屋の茶人からは絶大なる支持を受けているという話です。

口ざわりのやわらかさ、甘さもくどくなく、美味しいの一言です。

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季節の生菓子も種類が多く、それそぞれがその姿といい味といい、和菓子らしい繊細さを感じさせてくれます。
わらび餅と一緒に買い求めた上生菓子も紹介します。

写真は「椿もち」です。
「椿もち」と言えば源氏物語若菜の帖に出てきますね。
貴族たちが蹴鞠の会などを催すさいに、参加者に配ったそうです。

「兵部卿の宮はまた室(へや)の中へ院とごいっしょに席を移してお落ち着きになった。高官らもごいっしょである。殿上役人たちは敷き物を得て縁側の座に着いた。饗応(きょうおう)というふうでなく椿餠(つばきもち)、梨(なし)、蜜柑(みかん)などが箱の蓋(ふた)に載せて出されてあったのを、若い人たちは戯れながら食べていた。乾物類の肴(さかな)でお座敷の人々へは酒杯が勧められた。」(与謝野晶子訳源氏物語「若菜上」より)

一度食べてみたいと思っていたお菓子です。
道明寺粉を使用したお餅を椿の葉で挟んだものですが、ここのは粒餡が入った羽二重餅でした。
これはこれで美味しく頂きました。

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「福梅」と名づけられたお菓子です。
外側は外郎、中に味噌餡が入っています。

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名前を「大納言」と言います。
鹿の子です。
上に乗せた花びらが可憐ですね。
姉が食べてしまいました。

と言うことで今年は、朝生菓子のだんご屋放浪記のほかに、上生菓子などの和菓子の旅シリーズを走らせることになりそうです。
新潟県地酒の完全制覇も道半ばですが。

【1月7日:店舗の外観を追加しました】
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朝の散歩の際に撮ってきました。


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